12月14日(土) 美波町の飲ませサビキ釣り


海水温の急激な低下とともに

今期好調だったアオリの食いもここ数日ガタ落ち。

例年ならこの時期でも20℃前後はありそうな水温も

現在は16℃ほどしかない。

金曜日はどの船も一日アオリやって20杯に届かず

一人2,3杯と激渋だったとか。


ということで 今日はブリを本命にして

アオリは行きがけの駄賃程度のつもりで…



今年一番の冷え込みで デッキも凍ってツルツル。

海水温と気温の温度差が大きいので 気嵐がたっている。


ブリ祭り会場へ向かいつつ アオリを拾っていく作戦なのだが

そんなに簡単に釣れるわけでもなく



釣り開始1時間 船に揚がってきたアオリはゼロ。


この週末は寒波の影響で瀬戸内側では北西の季節風が吹き荒れそうだが

ここはこの時期の季節風にはめっぽう強く ベタ凪。



先月はよく釣れていた大島北側の漁場も反応なし。




釣り開始から2時間

本日最初のアタリで



何とか1杯。



結局 揚がったのは 船中でこの1杯のみ。


食わないアオリに見切りをつけて


ブリの当たっているポイントへ。


釣り方は こちらを参考に
 冬の飲ませサビキ(ブリ)


相手が大物だけに そう簡単に釣れるものではないが 過去には

一船で20〜30本釣れることがあったり

一人でたくさんつれることがあったり

大きいのが釣れることがあったり するので

何回スカくらっても やってみたい釣りではある。


ベイトが見つからず 何時間も仕掛けを下ろすことなく

真冬の海を彷徨ったまま終了なんてこともある ハイリスク・ハイリターンの釣りである。



今日は かなり南の方のようだ。



大島から さらに1時間ほど走って…


ブリ祭り会場?に到着。

10時だよ 全員集合?!



ここはどこ?

徳島県最南端 竹ヶ島の灯台が見える。

甲浦沖なので ほとんど高知県?


先行部隊はすでに何本もブリを揚げているようで 期待が高まる。


タックルを大物用にチェンジ。

水深は120m オモリ120号 12号仕掛け。



ベイトは30cm近いサバやマルアジ。

人間のエサにはちょっと小さいが

ブリにとっては一口丸呑みサイズ。



ベイトの活性が高すぎて

毎回3つ4つと針掛かりして

120号のオモリを掛けても仕掛けが中層で止まってしまう。

仕掛けはグチャグチャになってしまい これではブリが食いつかない。


船中ファーストヒット



この方は いつもよく釣ります。


となりの私にもヒット。

後ろの方もヒットで3人同時ファイト。



ラインが交差しまくったが 無事身柄確保。

メタボでもなく ガリガリでもない標準体型。



96cm


こりゃ活性高そうだし なんぼでも釣れるんじゃない?


しかし そんなに甘くはない。

ベイトは掛かるものの 本命からのアタリはなくなった。


サバが掛かりすぎるので 仕掛けの枝の数を減らして3〜4本にしたり…

オモリを150号にしたり…

釣りためておいたサバを針に付けて上から落としたり…

いろいろやってみたが 本命からの反応なし。




そのうちいい感じで映っているベイトナブラも何処かへ行ってしまったようで

船も散り散りになってしまった。





… 長い長い空白の時間が …





途中水面付近でサバナブラ湧いたりしたが

海面近くでサバを掛けても

そこから更に120m落とし込まないといけない。


ベイトが底に押し固められるような映りでないと

いくらサバを掛けて待っていてもアタリはない。





日が傾きかけた頃



Mさん ヒット

交差したラインをほどいているうちに



ブリのしっぽが…

サメに食いちぎられてる。


時合い突入かと期待したものの

その後はMさんが もう1本追加したのみ。


釣れそうで 釣れなかった。



ベイトもブリもかなり居そうな感じであったが

結局 6人で7本止まり。



ベイトがよく掛かる時間帯と 全く掛からない時間帯がはっきりしていた。

少ないチャンスをものにするためには

オモリ150号&枝数の少ない仕掛けにする方がよさそうな感じであった。


今回も 日の出前から日没まで沖にいて アタリ2回のみ!!

丸ボーズとは紙一重の差。

ハイリスク ハイリターンの釣り物なので ボーズ覚悟でいくしかない。



本日の釣果 アオリイカ 胴長 30cm ブリ 96cm